子供のための親子予防歯科
親子予防の重要性
当院の定期管理型の親子予防歯科では、カリエスフリー(虫歯をつくらないようにすること)を目標にしており、家族単位での予防を行っております。
12歳でのカリエスフリーを90%以上にする。
当院では、12歳でのカリエスフリーを目指し、お子さんだけではなく、お父さんやお母さんなどご家族のみなさまで予防歯科に取り組む「親子予防」を推奨しております。
お口の中の疾患である虫歯や歯周病の菌は、産まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはいません。日々、赤ちゃんと触れ合っているご家族からの感染により虫歯になるのです。
生涯健康な歯で食事や会話を楽しみ、笑うことができたらどんなに幸せでしょう。そのために重要なはじめのステップが「健康な永久歯列の完成」です。
今あるリスクを検査し、科学的なアプローチで対応し、医院での専門ケアをご家族で取り組んでいただくことで、カリエスフリーを達成し、将来の健康につながるのです。
お子さんだけ定期的に通院している場合とご家族で定期的に通院している場合では、虫歯のリスクが大きく変わります。
お子さんのためにも、家族全員で予防歯科に取り組みましょう。
リスク検査(初診時検査)
これまで、多くの歯科医療は、
- 虫歯になって穴が空いたから歯を削って詰める
- 歯を支える骨が少なくなりグラグラしてどうしようもないから抜く
といった治療が中心に行われてきました。しかしこれらの行為で本当に治ったと言えるのでしょうか?
よく考えてみるとこれらの行為は結果に対する処置であり原因に対する処置ではありません。
例えば、平均以上にお口の清掃状態が良い人が平均以上に虫歯になってしまう例があります。なぜ清掃状態がいいのに虫歯になりやすいのか原因を調べることが大切です。
そこで当院では、現状を把握するために、
- RDテスト or 細菌培養検査
- PHテスト
- 唾液緩衝能テスト
- 口腔内写真
- 位相差顕微鏡
- 問診(食生活調査)
などのリスク検査(初診時検査)を行います。※お子様の年齢によって行う年齢が異なります。
プログラムの流れ
口腔内写真の撮影
目で見ただけでは記憶としてずっと残りません。口腔内(口の中)を写真に残すことによって状態の変化に気づくことができます。
- 歯肉の色・形
- 歯面の状態(プラーク・歯石・ステイン他)
- 歯列の状態 など
最後に
「予防歯科」の基本は歯が生え始めた時から歯の健康を考えることにあります。
歯を失うと生活の質(QOL)が下がります。
そうならないためにも、子どものころから正しい知識を身に着け、生涯を通じて歯をトラブルから守り、管理する「予防歯科」が重要なのです。
一生、健康な歯とお口でいるために私たちと【カリエスフリーチャレンジプログラム】を始めましょう。